地球が一つの生命体だとしたら。という仮説をジェームズラブロックという人物が提唱した。
今回はそんなジェームズラブロックが提唱したガイア理論についてご紹介致します。
ガイア理論とは
ガイア理論とは、1960年頃、NASAに勤務していた科学者でもある作家「ジェームズ・ラブロック」により提唱された仮説です。この説を一言で説明すると「地球は一つの生命体のように活動している」というものです。
「全ての自然や生物は地球の細胞であって、地球という生命体を作り上げている」という仮説です。このガイア理論、当初は多くの専門家が認めておらず、地球が一つの生命体であるという仮説は一種の「とんでも論」とされていました。
地球は一つの生命体だった
ラブロック曰く、地球の自然環境と生物は互いに影響しあいながら地球の活動に関わっており、自らの力で環境をより良い状態に保つ事ができる。と言います。簡単に説明すると、地球には悪い物を自ら排除する免疫があるというのです。
なので人が地球環境に介入しすぎるのはよくないという。人間は環境破壊など地球に悪影響ばかりを与えていて、人類は地球に害でしかないというのだ。
地球が人類を滅ぼす可能性
ラブロック曰く、地球にとって人類は「不具合」である為、地球は人類を排除しようとするという。そして近い未来、地球の免疫が人類を排除しようとする大きな動きがあると警鐘を鳴らしている。
ガイア理論は「とんでも論」とされていますが、この仮説は以外にも多くの科学者から支持を得ていて、自然災害などの異常気象はこの一部だとも言われている。
地球と人類の共存
ラブロック曰く、全ての生命体がうまく共存できれば地球の成長にも繋がるという。これは物質面だけではなく精神面でも同じ事だと言う。人間に意識があるように、地球にも意識があり、それは地球の繁栄に繋がる宇宙的な法則だという。
とは言っても、ほとんどの人間が環境問題について取り組んではいない。ほとんどの人間は私利私欲の為に生活を送り、環境問題の事など考えてはいないだろう。実際、ラブロックも現在の人類には地球環境は手には負えないと言っている。ただ心配はいらない。
今後訪れる「ノバセーン時代」とは
ラブロック曰く、これからはノバセーン(ノヴァセン)の時代に移行するという。つまり、超知能の時代が訪れ、AIを搭載したサイボーグが地球環境を維持してくれる時代が始まるというのだ。
既に時代の転換点は超えており、今世紀中にはサイボーグが地球環境の維持に取り組んでくれるという。今世紀中には地球の支配権はサイボーグに移り、人間はサイボーグの管理下に置かれる。つまり、これがシンギュラリティ(AIの知識爆発)による本当の人類の終焉なのかもしれない。※シンギュラリティやAIについてはコチラの記事⇒【AIによる脅威「シンギュラリティ」とは】をご覧ください。
まとめ
ガイア理論はトンデモ論と考えられてきましたが、現在ではこの説を支持する専門家も増えつつあります。しかし、このガイア理論が真実だとすると、この先人類はどうなるのでしょうか。このまま人類が地球を壊し続ければ…