赤ノ録

赤ノ録では、世の中に存在する都市伝説・陰謀論・財宝伝説などを多くまとめております。また未解決事件や不思議な現象、人類の起源などの世界の謎にも触れております。赤ノ録では、オカルトや都市伝説をメインテーマに心からワクワクするような情報を共有致します。

赤ノ録

メニュー

トランスヒューマニズム思想とは|マイクロチップとクライオニクスの危険性

スポンサーリンク

f:id:ak6ark:20190610170904j:plain

 

一時もスマホを手放せない方も多いのではないでしょうか?歩きスマホは社会問題にもなっていますね。「だったら体と一体化しちゃおうよ!」そう考えたのがトランスヒューマニズムという思想です。

 

 

それでは詳しくご紹介致します。

 

トランスヒューマニズムとは

現在、様々な企業がAIやIOTなどを活用した新しいビジネスを展開していますが、それらのテクロノジーと関わってくるのがトランスヒューマニズムという思想です。この思想に深く関わってくるのが、ウェアラブルデバイスやインプラント、クライオニクスとなります。

 

トランスヒューマニズムとは、新しい科学技術を用いて人間の身体と認知能力を進化させ、人間の状況を前例の無い形で向上させようという思想です。不老を目指した人間とAIの融合を目的としています。

 

トランスヒューマニズムという用語は、1900年代初頭に「人類の新たな概念:超越主義」として誕生しましたが、1990年頃に哲学としてのトランスヒューマニズムの原則が「思想」として明確になった。

 

ただニック・ボストロムという哲学者によると、この超越主義という思想は古代にまで遡るという。不死の探求や若返り、エリクサー、秘薬など、老化と死を回避しようとする思想こそがトランスヒューマニズムの元となっているという。※不老不死や秘薬に関してはコチラの記事⇒【永遠の命を得る「不老不死の霊薬」の正体】をご覧ください。

 

ウェアラブルデバイスとは

f:id:ak6ark:20190610171247j:plain

※画像引用元はコチラ

 

ウェアラブルデバイスとは、着用出来るコンピュータのことです。ラップトップやスマートフォンなど単に持ち運べるコンピュータとは異なり、主に衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるものを指します。

 

グーグル、ソニー、マイクロソフトなどが開発研究している「スマートコンタクトレンズ」では、瞬きをするだけで写真が撮れたり、白内障や近視などにも対応しています。他にも、自動翻訳機などの研究も進んでいて、ワイヤレスイヤホンを装着するだけで様々な国の人とリアルタイムで会話が可能になるとも言われています。

 

また、米軍などで使われている「パワードスーツ」は重たい荷物を持ちながらより早く動けて疲労を減らすことができます。戦場での使用を目的として作られましたが、今後は災害現場やお年寄りなどの補助としても活躍するという。

 

マイクロチップインプラントとは

f:id:ak6ark:20190610171624p:plain

※画像引用元はコチラ

 

ウェアラブルデバイスは広く受け入れられていますが、インプラントはどうでしょうか?インプラントとは、体内に埋め込まれる器具の総称です。 歯医者などでよく聞く言葉ですが、インプラントは医療の分野で広く使われており、義足や補聴器もインプラントと言えます。

 

では「マイクロチップインプラント」とはなんなのでしょうか。トランスヒューマニズム=マイクロチップインプラントと考える方が多いですが、正確にはトランスヒューマニズムというのは思想であり、マイクロチップインプラントはテクノロジーです。

 

マイクロチップインプラントは、体にマイクロチップを埋め込むことによって、クレジットカードや現金がなくても買い物ができたり、ドアを開けられたり、個人情報などが管理できます。現在ではインフラや技術に限界がありできる事は少ないですが、近い未来は脳とコンピューターを繋ぐことができる。と言われています。

 

その他にも、

  • 認知症患者などの管理
  • 誘拐や拉致被害対策
  • 犯罪者の管理

など様々な活用方法が期待されています。

 

すでにスウェーデンを中心に世界で4千人以上がマイクロチップを体内に入れており、また、米軍やイーロンマスクなどもマイクロチップインプラントを研究開発するスタートアップ企業などに積極的に投資しています。

 

もしかすると近い将来、AIと融合して現在の我々の脳では想像がつかないほどのことが本当に可能になるかもしれませんね。※AIについては【2045年にAIが人類を超える!?】をご覧ください。

 

マイクロチップインプラントの危険性

体内インプラントは、人体への影響やハッキングなどを通しての個人情報漏洩などが危惧されています。また一部の人達はマイクロチップインプラントを、黙示録から引用して【獣の刻印】と呼び、これを受けた者は神の激しい怒りにあうと解釈しています。

 

 人体の冷凍保存「クライオニクス」とは

f:id:ak6ark:20190610172208j:plain

※画像引用元はコチラ

 

不死を目的とした技術で注目を浴びているのがこのクライオニクス。クライオニクスとは、蘇生に望みをかけて、極低温で人体を保存する技術です。

 

「人体冷凍保存の父」として知られる、ロバート・エッチンガーという人物が1962年の著書『不死への展望』によって人体の冷凍保存(クライオニクス)というアイデアを世に広めました。

 

それから現在までに人体の冷凍保存をする企業が4社設立されました。ウォルトディズニーやアインシュタインの脳が冷凍されているのは有名な話ですが、すでに300人以上が保存されていると言われています。さらに、今後冷凍保存を希望する人の数は3千名を超えています。価格は、一千万~三千万。

 

クライオニクスの考えはシンプルです。現在では治せな病気などを未来の医療なら治せるかもしれないというものです。人間の解凍は未だ行われていませんが、2016年には兎の脳をマイナス200℃以上に凍らせて、その後一定期間後に解凍したところ、細胞やシナプスを破損することなく蘇生に成功したとの報道もありました。また、体の完全復活が難しい場合などに対して、脳の記憶をコンピューターに移行する実験も行われているそうです。

 

まとめ

技術が進化することによって、いい事はたくさんありますが、問題点もたくさんあります。病気をなくすことや、不老不死が実現したとすると、人口増加による問題があります。皆が身体的に強化されることによって、スポーツなどにも影響があります。また、すべて高額な費用が掛かるため、一部の富裕層などしか治療を受ける事ができません。

 

もしかするとこれからさらに社会格差が開いてしまうのではないでしょうか。医療や技術が進むにつれて、いいことはたくさんありますが、光があれば影があることを覚えておきましょう。