発明家といえばエジソンだが、実は違う。エジソンが存在していた当時、エジソンを鼻で笑った天才が存在していた。それが天才「ニコラ・テスラ」だ。テスラは、現代の電力システムの基礎となる交流電力システムや、無線通信技術、X線などの発明で知られています。そんなテスラは、実はエジソンとの電力戦争で勝利しており、エジソンを超える存在として注目を浴びていました。
ニコラ・テスラは、発明家としての才能だけでなく、数学者、物理学者としても優れた能力を持っていました。彼は、電磁気学や物理学の研究において多くの業績を残し、その業績は今でも高く評価されています。そこで今回は、そんなエジソンを超える天才「ニコラ・テスラ」について詳しくご紹介して行きたいと思います。
ニコラ・テスラとは
ニコラ・テスラは1856年にクロアチアで生まれ、19世紀中期から20世紀中期に活躍した発明家、物理学者、電気技師である。テスラが発明した有名な物と言えば、交流電流、ラジオ、電動モーター、無線操縦、レントゲンなどがある。
テスラは、1943年1月7日にニューヨークのホテルで死亡しました。86歳でした。死因は冠動脈血栓症（心筋梗塞）とされています。死後もテスラの発明は評価され続け、その発明は、現代の電気技術や無線通信技術の基盤を築いています。人類史上でも偉大な発明家の一人であり、現代でも彼の業績は科学技術の発展に多大な影響を与えています。
彼は子供の頃から幻影に悩まされていたらしく、幻覚や幻聴がいつもどこからか聞こえてきていた。それはまるで現実かわからなくなるほどのものだったという。ただ、この精神障害は彼にとってプラスに働いたという。彼が大人になって研究を始めると、なんと想像するだけでを図形や物を立体として目の前に具現化できるようになっていたというのだ。
ニコラ・テスラとエジソンの出会い
大人になったテスラは、28歳の時にアメリカに移住。1884年、そこでトーマス・エジソンにニューヨークで出会いました。当時、エジソンは直流電力を使用する発電所の開発に取り組んでおり、テスラは交流電力の研究を行っていました。
エジソンはテスラを雇い、交流電力の研究に協力するように頼みました。ただエジソンの会社は、直流電流を推進していた。結果、エジソンとテスラはぶつかり合う事になる。彼らのアイデアや方法論の違いから、やがて対立が生じました。最終的に、テスラはエジソンの会社を去り、自らの研究を進めることになりました。
ニコラ・テスラとトーマス・エジソンの対立は、彼らがそれぞれ異なる電力システムの開発に取り組んでいたことが原因でした。エジソンは直流（DC）電力を使用する発電所の開発に注力していましたが、テスラは交流（AC）電力の研究を行っていました。テスラは交流電力が直流電力よりも効率的であり、長距離での送電が可能であることを訴えましたが、エジソンは直流電力が安全であると主張しましたのです。
この対立は、1887年にニューヨークで開催された「電気博覧会」で、エジソンが直流電力による電気椅子を公開したことで激化しました。テスラは、自身の発明である交流電力を使用した電気椅子でエジソンの発明に対抗することを試みましたが、エジソンは、交流電力が危険であると主張し、テスラの電気椅子が如何に危険か主張しました。
確かにこの実験でのテスラの電気椅子はあまりにも危険であったが、しかし、テスラは交流電力の利点を証明するために、ナイアガラの滝での大規模な実験を行い、成功を収めました。この実験により、交流電力が直流電力よりも効率的であることが証明され、エジソンも交流電力に注目するようになりました。
その後もエジソンは直流電力にこだわり、交流電力には十分な安全性がないと主張し続けましたが、結局この対立は激しい論争が続いた後、最終的には交流電力が普及することになりました。これらの事がきっかけで結果的には交流電流が今の世の中に広まったというわけです。
トーマス・エジソンについて
発明家として有名なエジソンは教科書にも大きく掲載されているほどの有名な人物だが、現在ではエジソンはたいした人物ではないと言われている。実はエジソンは、他人のアイデアを盗んだり、勝手に特許を取得したりと、金儲けと名誉のことばかりを考えていたという。
確かに、エジソンは、電気の分野で多くの発明をしており、特に電球の発明で有名ですが、ただ実はこの電球については、エジソンの前に二人の人物が先に発明している。つまり、エジソンはいち早く電球を形にして世に広めた人物なのだ。
エジソンは実験による発明家であり、テスラは理論に基づく発明家でした。簡単に言うと、エジソンは実用的な発明を形にすることに重点を置き、テスラはより複雑で理論的な発明を行った人物だと言えます。
とは言っても、それぞれの発明家がそれぞれのアプローチを追求した事によって、現代の技術の進歩に貢献している事は間違いありません。エジソンとテスラの発明の定義の違いはありますが、今ではそれぞれの功績を讃えることができます。
永久機関「世界システム」とは
テスラはその後、そんなエジソンの元を離れて独自で研究を始める。そして1991年、彼はとんでもないものを発明しようとした。それが「世界システム」と呼ばれるものだ。
世界システムとは、無線電力伝送システムのことを指し、地球そのものを胴体として太陽と地球のエネルギーを利用した電気発生装置である。このシステムは、地球上のどこからでも電力をワイヤレスで伝送することができるというものでした。
テスラは、自然界に存在する電気エネルギーを利用することを考え、電力を送信するために特殊な送信装置を使用し、受信装置で受信されることによって電力を供給することができると考えました。
このシステムは、電線を使用しないため、地球上のどこでも電力を供給することができ、また、エネルギーの損失も非常に少なくなりました。その為、世界システムは、無線で地球のどこにでも電気を発生させることが可能であり、しかも無料で無限だと言われていた。これが、テスラの「フリーエネルギー」というものだ。
これが実現したら、石炭や石油に頼ることがなくなり、環境にも人類にも多大な影響を与えると考えられていた。ただ、この発明は資金問題や環境問題が理由で頓挫してしまった。結局、テスラの「世界システム」は完成する事はなかった。
フリーエネルギーは存在しないのか
テスラの死後、このフリーエネルギーの研究はなぜ引き継がれなかったのか。その理由は単純です。世の中には「フリーエネルギー」を嫌う、フリーエネルギーが完成したら困る人がいるのだ。エリート達が所有する石油や石炭は莫大な利益になっている。※世界を支配するエリートについてはコチラの記事⇒【世界を支配する者達まとめ】をご覧ください。
世界システムが完成してしまったら、エネルギー産業が大きく変えわってしまうというわけだ。実際、このテスラの「フリーエネルギープロジェクト」はすぐに終わった。しかもテスラの研究所は謎の火事見舞われ、いっさいの資料が燃やされたと言われている。
また、一部の研究者や支持者たちはテスラのフリーエネルギーが存在すると信じており、現在でも実験や研究を行っているとされていますが、現在の科学技術ではテスラが提唱するようなフリーエネルギーを実現することは困難であると結論付けられている。なぜかテスラが提唱したフリーエネルギーの理論には、物理学的な矛盾や不明瞭な点があると強く指摘されているのです。
フリーエネルギーの研究は終わっていなかった
確かにテスラのフリーエネルギーが実現すれば、既存のエネルギー産業にとって脅威となることが懸念されていますが、実は、テスラの研究は終わっていなかった。なんと、テスラの研究資料がＦＢＩによって極秘に持ち出されていたという噂が存在するのだ。そしてその資料を元に政府は様々な物をこれまでに開発しているとも言われている。そのうちの一つが「HAARP」です。
HAARPとは、天候を自由に操ったり地震を起こす事ができるとされる兵器です。他にもレイザービームのような兵器も開発されているとの噂もあります。このように、世の中のために研究していたテスラの発明は、皮肉にも兵器として生まれ変わってしまったのです。
まとめ
テスラが世界を変えてしまうほどの発明家であった事は確かです。ただいつの時代も、我々の生活より金儲けが重要とされるのです。本当に世の中のための発明は、今もなんらかの力によって抑えられてしまっているのかもしれません。
テスラメモ「３・６・９」の秘密
テスラは実はオカルトにも興味をもっていて、宇宙人との交信にも成功していたという噂があります。また、人類は宇宙人によって監視されているとも言っています。テスラは、3・6・9という数字の意味を知れば宇宙へのカギを手にすることができる。とも言っています。
