アメリカが行った月面着陸プロジェクト「アポロ計画」の裏事情について解説致します。そもそも当時何故アメリカは月に行く必要があったのか?その当時のアポロ11号のコンピューターはどの程度の物であったか?など、今回はそんなアポロ計画について詳しくご紹介したいと思います。
アポロ計画にまつわる都市伝説や陰謀論なども交えつつ見て行きましょう。
アポロ計画とアポロ11号
アポロ計画とは、1961年から1970年代初頭にかけて行われていた有人宇宙飛行計画である。正式な発表では、この期間に1号〜17号のアポロミッション(宇宙船)が行われた。そして1969年7月20日、アポロ11号の際、ニール・アームストロング船長と、バズ・オルドリン月着陸船操縦士の2名のアメリカ人を乗せたアポロ月着陸船「イーグル号」が史上初めて月に着陸した。※NASAは17号までに計6回、12人の有人月面着陸を成功させました。
当時アームストロングが月面に最初の一歩を踏み下ろす場面はテレビ放送を通じて全世界に向けて生中継された。この時、アームストロングは「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と述べた事が有名だ。※そもそも「月って何?」と疑問を抱いた場合はまずはコチラの記事⇒【月とは何なのか?】をご覧ください。
このアポロ計画をアメリカが推進するようになったきっかけは、旧ソ連、今でいうロシアが宇宙事業に力を入れていたことが起因する。ロシアは人工衛星を研究していたのだが、実は、当時のアメリカは人工衛星すら持っていなかった。
当時、人工衛星はスパイ衛星としても使用できるのではないかと考えられていた為、アメリカもこの宇宙事業に参入し、化学力、および技術力がロシアに劣っていないぞというところを見せる必要に迫られていたのです。そんな時、打ち立てられたのがこの「アポロ計画」でした。
当初は「マーキュリー計画」として立案されましたが、技術がある程度確定してから神話の名で知られている「アポロ」へとプロジェクト名が変更されます。そして、これが功を奏したのか、アポロ7号辺りでは有人にて地球の周回軌道から生中継をするなどの偉業を達成しています。※アポロ1号ではテスト中に起きた火災で死者も出ている。
アポロ11号は本当に月に行ったのか
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特にメディアを疑うことを知らない日本人のほとんどが「人類は月に行った」と信じていることだろう。だが実はアメリカでは約20%の国民が「月に人類は行っていない」と主張している。
実はアメリカでは「アポロ捏造説」が以外にも多くの支持を得ている。事実として、アメリカでは「アポロ捏造説」関連の書籍が多く出版されており、中にはベストセラーとなっているものまで存在している。捏造説の支持者は、あの有名な月面映像は、有名映画監督「スタンリー・キューブリック」によって撮影されたものだと主張する。
前述した通り、当時はアメリカとソ連が宇宙開発に力を入れていた。両者は我先にと月を目指して技術を競っていた。そう考えると、一歩先に行きたいアメリカが無理やり「ねつ造」したという主張もなくはないだろう。
実際、アポロ11号に搭載されていた軌道修正コンピューターは、当時はとても革新的なコンピューターでしたが、性能面で言えば、実は後に発売されるファミリーコンピューター以下の性能だったと言われています。※ちなみに、当時のアメリカはコンピューターよりゲーム機のほうが性能が向上していた為、後のプレイステーション3のゲーム機が戦場で弾道を計算するコンピュータとして使用されていたりします。
アポロ11号計画の疑惑
では、実際にねつ造説支持者が何を根拠にねつ造説を主張するのか見て行きましょう。※本文は反論。
風で旗が触れていたように見える
月では空気の抵抗がないため、旗に少し力を入れただけで風に吹かれたようになるという。
影の角度が可笑しい
これは遠近法で解決する。また、地表の凸凹でも影の見え方は変わってくる。
星が映っていなかった
単純に太陽の光が明るかったから星が見えなかった。
写真の背景がどれも同じ
大気が綺麗なため、すべてクリアに見えるらしい。
照明が反射して映っていた
ただの土や汚れだった。
落ちていた石に「C」というアルファベット
小道具かと思われたが、ただの傷がついた石だった。
こうして調べてみると、アポロ11号の疑惑はなにかこじ付けのような気がしますね。実際、有名映画監督の「スタンリー・キューブリック」がこれらの月の様子を撮影したと言われているが、この説のきっかけは海外のテレビ番組の冗談がきっかけとなる。スタンリー・キューブリック自身は楽しんでいるようだが、撮影に関しては当たり前のように否定している。
アポロ計画は何故終了したのか
このアポロ計画、実は20号まで打ち上げる予定でしたが、17号を最後に打ち切られてしまいました。以来およそ50年以上、人類は月に行っていない。この理由は様々ですが、最も大きな理由としては「人体への悪影響」と「無人技術の発展」が要因となっていると考えられています。
現在において、アメリカのNASA、日本のJAXAは、人間が宇宙に行くこと自体を目的としておらず、宇宙の遠くへ行き帰ってくることができる「探査機・調査機」のほうに力を入れています。危険が多い宇宙に人間を連れていくという行為自体に意味を成さなくなってしまったのです。つまり、生命の神秘や資源を探るために遠くの惑星などを探索する分野には力を入れているが、数人の人間を宇宙に送ることにはあまり興味がないようです。
今後の宇宙事業と問題点
アポロ計画時においては人を宇宙に送り届けること自体がミッションでしたが、現在においては、宇宙にある資源を確保するという目的に置き換わっています。実際、宇宙にはプラチナなどの希少金属のほか、見たことが無い鉱石が眠っていると言われています。宇宙に人を送るよりも、現在はその採掘方法をどの国も考えているという訳です。
ただこの事業、問題も山積だという。例えば、宇宙で見たことも無い資源が見つかった際、その資源を独占することは国際法で禁止されているのだが、実はこの法律は効力が無かったり、結構あいまいになっている。つまり、言い方を悪くすれば、資源を横取りしても文句は言えないということになり、最悪宇宙空間内で軍事衝突するのではないかと言われているのです。昨今、NASAが再度人類を月に送る事を発表したのだが、もしかすると、準備が整ったのかもしれない…
まとめ
希少な金属や物資を取り合うことにならなければ、現状においては宇宙空間内で戦争などが起きることはないでしょうが、希少金属が見つかったうえで、その加工法も見つかった場合、自体は大きく動き、宇宙空間内で物資の奪い合いの戦争へとつながる可能性も無くはないという事です。
なんにせよ、疑惑を含めこれだけ長い間月面の話題が尽きないのも、それだけ人類にとって衝撃的な出来事だったと言えます。また、たとえアポロ計画自体が嘘であったとしても人類にとっては大きな飛躍であったことは間違いないような気がします。
都市伝説的にまとめると、1960年代から1970年代にかけて行われたアポロ計画ですが、あまりにも情報が少ないのも事実です。もしかすると、アメリカは月でなにか(宇宙人やUFO、莫大な資源)を見てしまい、それを隠している可能性もあるかもしれませんね。