赤ノ録

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テンプル騎士団の財宝伝説|Dの意思「ジャック・ド・モレーの意思」と聖杯の行方

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栄華を極めたテンプル騎士団はなぜ破滅してしまったのか。その裏にはもしかすると、彼らが持っていた「あるモノ」が関係しているのかもしれません。

 

 

今回はそんなテンプル騎士団の財宝伝説についてご紹介致しましょう。

 

テンプル騎士団とは

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テンプル騎士団は、聖地「エルサレム」へ巡礼するキリスト教巡礼者の保護を目的とした騎士修道会です。正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」となる。このテンプル騎士団の起源は十字軍(第1回)となる。

 

1099年、ローマ教皇(カトリック教会)が、聖地エルサレムを当時占領していたイスラム教諸国から奪還することを目的に「十字軍」を派遣した。1119年に十字軍はエルサレムを占領する事に成功。そして当時のエルサレム王の許しを得て、「テンプル騎士団」としてソロモン神殿があった「神殿の丘」を拠点に活動を始めた。1128年にはローマ教皇・カトリック教会の正式な許可を受け本格的に活動を始める。

 

 

テンプル騎士団の財宝

当時の貴族や王族の間では聖地維持の為になんらかの貢献をしたいという意見が多かった。その為、テンプル騎士団はフランス王をはじめ、多くの王族貴族から支持を得ていた。加えて、騎士団には国境の自由化、課税なし、服従の免除(教皇以外)など、多くの特権と権力が与えられていた為、その勢力を拡大するのに時間は掛からなかった。

 

テンプル騎士団は次第に富裕層の財産管理などを行うようになり、現代でいう銀行のような活動を行っていきます。(現在で言う「預金通帳」はテンプル騎士団が発明したと言われている)やがて騎士団の規模はさらに拡大。各地に支部を設立し、ヨーロッパから中東にかけて広大な土地を買い占め、農業や産業で大きな利益をあげていきました。

 

その財力は当時「非公式の国庫」と呼ばれるほどの規模になっていたといいます。全盛期の騎士団はキプロス島という島全体を保有していたり、各地に教会や城砦を築いていた。またフランス政府へ資金援助も行っており、1146年には、フランス政府の国庫が正式にテンプル騎士団に預けられた。

 

フランス政府の陰謀

騎士団からの借金に悩んでいたフランス政府は、1300年代初頭、騎士団に異端の罪を着せ、フランス全土においてテンプル騎士団を何の前触れもなく一斉に逮捕した。なんと、フランス政府は騎士団を解散に追い込み、その財産を横取りしようとしたのです。この時、総長の「ジャック・ド・モレー(Jacques de Molay)」含む数百人の騎士団員が拷問され処刑されたと言います。

 

この時、フランスはフランス以外の国においてもテンプル騎士団の処罰を通知したが、効果はなかった。フランス以外では弾圧を免れた騎士団だったが、財産のほとんどが没収されてしまった。総長(ジャック・ド・モレー:最高指導者)と指導者が多く処刑された事が原因で、テンプル騎士団はその後衰退する。そして結局、1312年には教皇庁による異端裁判で正式に解体された。

 

運び出されたテンプル騎士団の財宝

ここまでが史実上の歴史ですが、実はこの話にはもう一つの説がある。それが、「フランス政府が騎士団の金庫を調べると、そこにはなにもありませんでした」という説。

 

なんと、騎士団は「一斉逮捕の情報を事前に掴んでいた」と言います。そこで、騎士団は逮捕される前に莫大な富を隠したというのです。騎士団は一斉逮捕の前に「三台の馬車に財宝を積み込み、その後船で運び出した」のです。

 

この時に運び出された財産がどこにいったのかは今もわかっていません。ただ隠した場所については様々な説がありますのでご紹介しましょう。以下。

 

・スコットランド、スペイン、クロアチアに運び出された。

・カナダのオーク島に隠された。

・フランスのラングドック地方にある「レンヌ・ル・シャトー」にある。

・運び出されていない。騎士団基地の地下にある。

 

テンプル騎士団財宝伝説の裏話

テンプル騎士団がローマカトリック教会や富裕層に信頼されていたのは、騎士たちがエルサレムで何か重要な物を見つけたからではないかと言う者達が存在する。実際、騎士団が「キリストの聖杯」もしくは「契約の箱」を見つけて所有しているのではないか?キリストに関わる秘密文書を発見したのではないか?という噂も存在している。※キリストや契約の箱についてはコチラの記事⇒【三大一神教の歴史まとめ】をご覧ください。

 

これらの噂を裏付ける情報は一切ないが、どの噂も一貫して「騎士団が何かを所有している」というものだった。この事が事実なら、フランス政府が凶行に走った理由も納得できる。もしかすると、フランスは騎士団の資産ではなく、ある何かを探していたのかもしれない。

 

Dの意思とは

その後、生き残ったテンプル騎士団の残党が各地に渡る事になるのだが、この者達が引き継いだのが当時総長であった「ジャック・ド・モレーの意思」と「財宝(聖杯もしくは契約の箱)」であった。これが通称「Dの意思」と呼ばれるもの。※ちなみに総長以外にも、当時のテンプル騎士団の指導者の多くに「D」が入っている。

 

あくまで都市伝説だが、一説ではこの「Dの意思」を持った者達が「近代フリーメイソン」の前身になった(or統合した)と言われている。初期のフリーメイソンはジャック・ド・モレーの意思と財宝を掲げて世の中を変えようとした者達だったが、次第に現在のような支配者層が加入してきて結局このフリーメイソンも利用(支配)されてしまう事となる。※ちなみに、1737年にはフリーメイソンのメンバーであった「アンドリュー・ラムゼイ」という人物が「フリーメイソンの起源はテンプル騎士団」だと公言している。詳しくはこちらの記事⇒【経済や政府を陰で操る秘密結社】をご覧ください。

 

まとめ

未だに行方がわからないテンプル騎士団の財宝。財宝について確信を突く根拠がありませんが、騎士団が莫大な富を有していたのは事実です。また、よく映画や小説のモデルとなっている事から、この財宝伝説に対する世間の関心は高い。騎士団が隠した財宝は「聖杯」なのか「契約の箱」なのかはわからないが、今もどこかになにかが眠っているのは間違いないでしょう。一説では、テンプル騎士団が近代フリーメイソンの前身と考えられている為、フリーメイソンの上級会員が所持しているという噂も…