シンクロニシティとは、簡単に言えば「意味のある偶然の一致」です。
因果関係がない偶然の一致を意味します。
例えば、「虫のしらせ」や「同じ人に何度も出会う」などがシンクロニシティと言えます。
こういった出来事の中に、人生のメッセージなどが含まれている。なんてことも言われている。
今回は、過去に実際にあったそんな「偶然の一致」についてご紹介いたします。
赤ちゃん落下事件
1937年、アメリカのミシガン州で母親が誤って赤ちゃんをマンションのベランダから落としてしまいました。
しかしなんと、下で道路掃除をしていたジョセフという男性に当たって、なんとか二人とも助かりました。
そんな事があった翌年、また違うマンションで女性が赤ちゃんをベランダから落としてしまいました。
しかしなんと、赤ちゃんは下で掃除をしていた男性に当たり、またも助かったのです。
そう、その男性はジョセフでした。
災難ではありますが、ジョセフは2年連続で赤ちゃんに当たり、二度も赤ちゃんを助けたのです。
リンカーンとケネディの一致
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これはかなり有名な話ですが、改めて共通点を簡単にまとめたいと思います。
その1
・リンカーン選出:1846年/大統領就任:1861年
・ケネディ選出:1946年/大統領就任:1961年
とちょうど100年違いになっている。
その2
・二人ともジョンソンという副大統領
その3
・二人とも頭を撃たれて死亡。しかも金曜日という点も同じ。
その4
・2人ともビリー・グラハムという友人がいて、4人の子供がいた。
その5
・ケネディの秘書:リンカーンという女性
・リンカーンの秘書:ジョンという男性
などなど(略)
ノーマンメイラーの小説
有名な小説家ノーマン・キングズレー・メイラーは「和訳:バーバリの岸辺」という小説を書いていた。
最初は思い描いたとおりに物語を書いていたのだが、なぜか途中からアイデアが降りてきて、「ロシアのスパイ」を物語に登場させた。
すると段々とロシアスパイのキャラの重要性が増していき、最後には話の鍵を握るほどの重要人物となってしまった。そんな事がありつつも、メイヤーはなんとか小説を書き終えた。
そんな時だった、彼の上の階の住人が逮捕されたのだ。
話を聞くと、なんと上の階の住人は、アメリカに潜伏していた「ロシアのスパイ」だったという。
沈まない女性
1910年、船の乗組員をしていたヴァイオレットジェソップという女性がいた。
彼女は当時「オリンピック号」という船に乗船していたが、1911年にオリンピック号はイギリスの軍艦と衝突してしまいます。オリンピック号は沈んでしまいましたが、彼女はなんとか無事でした。
それから彼女は、あの有名な「タイタニック号」で働き始めました。周知の事実ですが、またタイタニック号も氷山に衝突後、沈んでしまいます。
この時1500人以上の死者が出ましたが、彼女はまたも無事でした。
そんな悲惨な出来事が続いたにも関わらず、彼女はまたイギリスの病院船で働き始めます。
しかしやはり、またも彼女の乗ったその船は潜水艦と衝突して沈んでしまいます。
もちろん、彼女は無事でした。
タイタニック号の悲劇
タイタニック号が沈没する14年前、アメリカの小説家モーガン・ロバートソンは『Futility』という作品のなかで船の沈没を描いていました。
本での船の名前は「タイタン」。船の名前がタイタニックと少し似ている事にも驚いたが、これだけではない。
なんと、救命艇の数が足りなかったことも、大西洋の氷山に激突して沈んでしまったことも本の内容とまったく同じだったという。
まとめ
小説や漫画のストーリーと偶然に一致する話は多いですが、これらのことは本当に偶然なのでしょうか?
今回は紹介しませんでしたが、フェラーリ社の創業者とサッカー選手メスト・エジルの顔があまりにも似ている事から、生まれ変わりではないのか?などの話もあります。
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また、過去には芸人の島田秀平さんがある番組で語った「交差点で玉突き事故を起こした5台の車の運転手の名前が全員「佐々木和彦」だった」なんて話もあります。
「全ての事には意味がある」「全ては必然」なんてよく聞きますが、本当にこれらの「偶然の一致」にはなにか意味があるのかもしれません。