他人の為に自分を犠牲にできますか?正義のために自由を捨てた「エドワード・スノーデン」という人物がいる。ノーベル平和賞の候補者にも上がった彼は、様々な政府の情報を世に暴露した。現在ロシアに亡命中の指名手配犯となっている彼は本当に正義のヒーローなのか?
今回はそんな異端児エドワード・スノーデンについて、様々な暴露情報と共にご紹介致します。スノーデンは日本人へも警告を発しているのでぜひ今後の参考程度にご覧ください。
エドワード・スノーデンとは?
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エドワード・スノーデンは、アメリカ国家安全保障局(NSA)の元局員である。※NSAとは、1999年まで存在を公表していなかった組織であり、主な活動は電子機器を使った情報収集や分析を担当している。警察や各情報部と連携して活動をしているようだが実態は謎が多い。
エドワード・スノーデンの生い立ち
スノーデンは、アメリカのノースカロライナ州で1983年に産まれた。父はアメリカ沿岸警備隊、母は連邦裁判所職員、姉は弁護士というかなり優秀な家族構成となっている。幼少の頃はアニメやゲーム、日本文化にも関心を寄せていたという。
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロをきっかけにスノーデンはアメリカの自国心に疑問を抱く事になり、2003年に自ら軍隊に入隊を志願する。すぐにイラク戦争の戦場に技術担当兵として派遣されるのだが、そこで大きな怪我を負う事になり帰国。
2005年に国家安全保障局(NSA)から警備員としてリクルートされ、数年でCIAに転職する事となる。当所CIAでも警備員として勤務していたが、技術者として昇格し、後にネットワーク・セキュリティーを担う事となる。
そして2009年には国家安全保障局(NSA)にふたたび戻る事になる。丁度この辺りで日本の横田基地に配属されている。スノーデンは技術者としてかなり優秀な職員だった為、NSAでも情報収集やセキュリティーなどの機密に関わる業務を行っていたという。
CIAやNSAを渡り歩き、重要役職についていたスノーデンだったが、日々政府の仕事に非道さを感じていたという。そして2013年、ついにスノーデンは政府の悪質なやり方に限界を迎えた。
当時ハワイで勤務中であったスノーデンは機密情報を持って長期休暇を取った。そして香港へ出国後、イギリスの「新聞社:ガーディアン紙」の協力の元数々の機密情報を暴露し始めたのです。もちろんその中には信じられないような内容のものもたくさんありました。後の暴露で発覚するのだが、この時点でスノーデンが持ち出した機密資料は5万~10万点に及ぶと言われている。
スノーデンが暴露した事実#1
スノーデンは、2013年の6月に衝撃的な告発をした。内容は、アメリカ国家安全保障局(NSA)は、インターネットなどの通信会社の協力の元、個人の電話やメール、さらには検索履歴などをすべて盗聴収集しているというものだった。
政府は「プリズム:PRISM」というシステムを利用して全世界を対象に、個人が携帯やパソコンでなにをしているのか、何を調べているのかを全て理解し収集しているという。もちろん、Dropbox、Facebook、Google、YouTube、Apple等の人気サービスはすでに監視対象とされているという。
さらにスノーデン曰く、アメリカ国家安全保障局(NSA)は、他国のリーダー120以上を指定の監視対象者としていると暴露した。その中には、ドイツ、ロシア、中国、さらには日本の著名人も監視対象だったという。また日本を含めた首相や首脳の35名に限っては、電話の盗聴が常に行われていたという。
スノーデンが暴露した事実#2
スノーデンはアメリカが日本を監視対象としている事についても暴露しました。スノーデンの「ターゲット・トウキョウ」と題した暴露情報によると、アメリカは日本の内閣府、財務省、経済産業省、日本銀行など、日本の重要機関、計35回線の電話を盗聴していたという。
またスノーデンは過去に日本の東京にある「横田基地:米軍基地」に派遣された事があるのだが、実はその際、「ボタン一つで日本全土の電力を止めるシステムを埋め込んだ」と語っている。これの目的は日米同盟にあるという。
スノーデン曰く、日米同盟は日本人を利用する為の人質的な性質を持つという。日本人が不要になりアメリカが日米同盟を解消した際はこのボタンが押されるとも暴露した。つまり、用済みになった日本はアメリカの攻撃対象ともなり得るという訳だ。
スノーデンが暴露した事実#3
スノーデンはアメリカ国家安全保障局(NSA)には、「TAO」というハッカー集団がいる事も暴露した。彼らは、ウイルスなどを撒いて感染させたり、ハッキングによって他国の極秘情報を入手していたという。
スノーデンが暴露した事実#4
スノーデンは「インターネット・クロニクル」というニュースサイトで、地球内部に住むという地底人の存在を示唆した。スノーデン曰く、
宇宙人は存在する。地球の地下には知的な生命が存在する、いわゆる地底人が存在する。地底人の技術は非常に高度で、戦争になったら人間は間違いなく滅びる。地底人にとって地表の文明は取るに足らないレベルなので人間は相手にされていない。地底人は地上に出たりもできるし、また宇宙に出かけることもある。
オカルト好きならわかると思うが、スノーデンの証言が地球空洞説を立証してしまったのだ。※ただし、この話は実際にスノーデン本人が語った事実はない。海外のニュースサイトが記事として掲載したもので、真偽のほどが定かではない。ちなみに、地球空洞説に関してはコチラ記事⇒【地球空洞説と太陽都市「アガルタ」の関係性】をご覧ください。
スノーデンからの謎の暗号
2016年8月、ロシアに亡命中のスノーデンは、謎の暗号をツイートした。
「ffdae96f8dd292374a966ec
8b57d9cc680ce1d23cb
7072c522efe32a1a7e34b0」
という謎のコードらしき文字列。この謎のツイートは数分後にスノーデン自身によって削除されたが、ツイートと同時にネット民が食いつき一気に憶測を呼んだ。なんらかのメッセージと思われているが、中には、ラピュタのバルス的な言葉だと言う者も存在した。
数分後に消している事もあり、その後スノーデンはこの暗号について触れる事はなかった。結局この謎のツイートについては今も謎が残っているが、実はこれは、スノーデンが仲間に送った合図や暗号なのではないかと噂されている。ではスノーデンは誰にメッセージを送ったのか…
スノーデンの正体は二重スパイなのか
実は、エドワード・スノーデンが二重スパイだという者も少なくない。これまでの暴露情報を見るとスノーデンが正義のヒーローであり、アメリカの敵となっている構図が容易に想像できるが、実はこれがアメリカ政府が意図的に操り仕組んだものだと主張する者がいるのだ。
スノーデンはアメリカFBIからスパイ容疑で指名手配され、現在はロシアに亡命しているのだが(引き渡し協定なし)、確かに、なぜアメリカがスノーデンを野放しにしているのかが理解できない。アメリカが本気を出せばスパイ一人くらい容易に対処できるはずである。
ではなぜスノーデンが自由に暴露し続けられるのか、それはスノーデンが「アメリカの法律や規制を改正する為のピエロ」だったからだと考えられている。実際、スノーデンの登場や様々な暴露行動によってアメリカの秘密保護法などが大きく改変された。また、アメリカには政府を悩ませていた主要な暴露サイト(ウィキリークス)があるのだが、このタイミングでサイトに規制が掛かり始めた。
実はこの暴露サイト(ウィキリークス)以外にも、日本人に馴染みあるサイトの規制もこの頃から顕著に確認されている。例えばツイッターやユーチューブなどでは、以降、過激な投稿やヤラセ、根拠のない陰謀論などが規制の対象となり始めた。また日本で言えば、2022年、侮辱罪が改正され厳罰化の対象となった。そう考えると、あながちスノーデンがピエロだったという説も間違っていないのかもしれない。
まとめ
スマホやインターネットが普及した今では予想はできたものの、改めて「盗聴しているぞ」と言われたら流石にいい気持にはなれない。一般人にあまり関係ないのかもしれないが、本当に大事な資料や、見られたくない大切なデータなどは紙に書いて保存しておいたほうがよさそうだ。
元フェイスブックの創業者のマークザッカーバーグはスマホのレンズにテープなどを貼って対策しているという。
今回は、一般社会に関係があるものだけを紹介しましたが、スノーデンは他にも様々な事を詳細に暴露しています。自由や年収2000万の生活を捨ててまでも、彼は世界に真実を暴露したのです。彼の行動は正義だったのか、それとも、なにか本当に裏があるのでしょうか。