赤ノ録

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海外で起きた最も有名な未解決事件まとめ|アメリカで最も有名な未解決事件「エリサ・ラム事件」考察

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アメリカ合衆国ロサンゼルスのセシル・ホテルにて、女学生のエリサ・ラムという人物が変死した事件をご存知ですか?エリサ・ラムは旅行でロサンゼルスに訪れ、死の直前まで観光を満喫していました。SNSには彼女の楽しそうな投稿が確認できます。

 

しかしエリサ・ラムは、ホテルのエレベーター内で不審な行動をとった後、立ち入りが困難な屋上の貯水槽で死体となって発見されます。エリサ・ラムに一体何が起きたのでしょうか?

 

 

今回は、そんなエリサ・ラム事件を含めた二つの怪事件をご紹介致します。それでは、さっそく見て行きましょう。

 

ケネカ・ジェンキンズ事件

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※画像引用元はコチラ

 

2017年9月、アメリカのイリノイ州にある、クラウン・プラザ・オヘアホテルの冷凍庫でケネカ・ジェンキンズ(19歳・女性)さんが遺体で発見された。死因は冷凍庫の中にいたことによる低体温症と断定され、事故として幕を閉じたのだが、いろいろと不思議な点があると話題になっている。

 

ケネカ・ジェンキンズ事件の詳細

1.9月8日の夜11時半頃、彼女は家を出てクラウン・プラザ・オヘアホテルで行われているパーティーへ向かった。

 

2.ジェンキンズさんがホテルの9階でパーティーを楽しむのが確認されている。

 

3.9月9日の朝4時頃、ジェンキンズさんの母親にジェンキンズさんの友人から電話があり「ジェンキンズさんが行方不明」だと知らされる。

 

4.心配になった母親は急いでホテルへ向かった。だが、結局その日ジェンキンズさんは見つからなかった。

 

5.9月10日、ホテルのウォークイン冷凍庫でジェンキンズさんが遺体で発見される。

 

ケネカ・ジェンキンズはなぜ冷凍庫に?

当時、彼女はかなり酔っていた。映像を見てみると、壁にぶつかったり泥酔に近い状況に見える。彼女は、その状態でふらふらと冷凍庫があるキッチンへ入った。※今でも防犯カメラの映像は遺族によって公開されている。

 

冷凍庫近くには防犯カメラがなかったため、キッチンに入ってからの彼女の行動は確認できない。ただこの時、冷凍庫のあるキッチンに入ったのが彼女以外確認できなかった為、警察は彼女が自分で冷凍庫に入ってドアを閉めてしまったと結論付けたのだ。

 

ケネカ・ジェンキンズ事件は事故じゃないのか

解剖の結果、彼女の体内からはアルコールや偏頭痛薬が確認されている。普通に考えれば、泥酔して間違って冷凍庫に入ってしまった。っと警察同様の結論となる。だが、関係者の証言が波紋を呼んだ。

 

ホテルの従業員いわく、「ウォークイン冷凍庫の扉は大きくて女性の力では開けられない!」というのだ。しかも彼女は泥酔状態だったことから、なおさら不可能だと証言した。

 

また遺体発見時、彼女の服や靴が脱げていて、誰かと争った形跡が確認されている。 これらのことから、なんらかの事件に彼女は巻き込まれてしまったのではないかと推測する人が現れたのだ。

 

ネット探偵の考察

・このホテルは臓器売買をしている。

・幽霊による犯行。

・パーティーで何者かになんらかの毒を飲まされた。

・ホテルの監視カメラに映ったのはジェンキンズさんではない。二人いた。

とかなりバカバカしい噂が広まっている。

 

ケネカ・ジェンキンズ事件はなぜ話題になったのか

なんと、母親が防犯カメラの映像や、実際に冷凍庫で亡くなった彼女の映像を公開したのだ。それをユーチューバー達が動画のネタとして扱って一気に話題になった。さらに、彼女の母親は当時のホテルと警察の対応に腹を立てて抗議していた。

 

ジェンキンズ事件のまとめ

専門家によると、低体温になると「逆説的脱衣」という現象が起きるという。逆説的脱衣とは、体温が下がりすぎると脳が体が熱くなったと勘違いしてしまう現象のことだ。酔った彼女はこの逆説的脱衣により服を脱いでしまったのではないだろうか。

 

確かに争った痕跡などには謎が残るが、彼女は泥酔するほどお酒を飲んでいた。冷凍庫に入ってしまった彼女が異常な行動をとっても可笑しくはない。ただ、どれだけ謎が解明されても遺族が納得できる答えは永遠に出ないだろう。

 

エリサ・ラム事件

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※画像引用元はコチラ

2013年、アメリカ合衆国ロサンゼルスのセシル・ホテルにて、宿泊客から「水が黒く濁ってる!変な味がするぞ!」とクレームが入った。不審に思った従業員が最上階の貯水タンクを調べてみると、死後三週間以上経った全裸の中華系カナダ人(エリサ・ラム)の遺体が見つかった。死因は溺死だった。

 

このエリサ・ラムの事件を一躍有名にしたのが、現場となった「セシル・ホテル」の防犯カメラに記録された不気味な映像です。

 

エリサ・ラム事件の不可解な点

防犯カメラには事件当日のエリサ・ラムの行動が映っていましたが、その行動があまりに奇妙だったため話題となっています。以下。※映像は今でも公開されている。

 

防犯カメラ映像詳細

公開された防犯カメラ映像には、まずエリサ・ラムがエレベーターに駆け込み、操作盤のパネルを手あたり構わず押しまくる映像が映っている。彼女の顔は張り詰め、誰かに追われているような焦燥と緊迫感が漲っていました。

 

やがてエリサ・ラムはエレベーターの外を落ち着きなく見回し始めますが、エレベーター内はおろか廊下には誰もいません。それはあたかも透明人間のストーカーでも警戒しているかのように映っています。さらにこれらの映像粒子は粗く映像は不鮮明で、不吉さに拍車をかけています。

 

そしてエレベーター内を徘徊したエリサ・ラムは足早に廊下に出た後、忽然と消息を絶ちました。以降彼女の姿を目撃したものはいません。その後、「水道の水から変な味がする」と多数の客からクレームがあった為、ホテル側が貯水槽を調べた所、エリサ・ラムが浮かんでいたのでした。

 

何故貯水槽で発見されたのか?

何故彼女が屋上へ行ったのか、説明できる者はいません。屋上へ繋がる通路や階段は鍵がかけられ、一般人の出入りは禁止されています。この問題は避難経路を使うことで解決しますが、だとしたらエリサ・ラムは何故避難経路の存在を知っていたのでしょうか。

 

ただの偶然で片付けるには違和感が残ります。

 

防犯カメラの映像を見た人間の中には、彼女が姿の見えない誰か、または何かに追われて屋上へ逃げた説を提唱する者もいました。エレベーターを去った彼女の足取りは掴めてないので、その可能性も否定できません。貯水槽に隠れたのも、執拗に追ってくる敵から逃れる為だと考えられますますが…。

 

ただ、エリサ・ラムの死体が発見された貯水槽には上る手段がありません。スタッフの点検時は梯子が使われていましたが、エリサ・ラムには入手の手段がありません。どこにあるかもわからなかったはずです。

 

さらに、蓋の径は小さく、重石で厳重に塞がれていました。巨大な貯水槽によじ登り、重石を取りのけて蓋を開けるのは、若い女性の細腕には大変な作業です。

 

エリサ・ラムが本当に追い詰められていたのなら一連の重労働をやり遂げたかもしれませんが、作業中に敵に追い付かれる、もしくは襲われる危険を鑑みると説得力は弱いです。

 

エリサ・ラム事件のまとめ

なぜ貯水槽で全裸だったのか?などの様々な謎が残る形となったが、争った形跡や強姦の形跡がなかった事から、結局警察は事故死と判断した。※死体の損壊ぶりは激しく、直腸が体外に出ていましたが、これは長時間水にさらされ膨張した為だと考えられました。

 

現在でもエリサ・ラムは他殺なのか自殺なのか、エレベーター内での奇行は何を意味するのか、ネット上では活発な議論が交わされています。だが、やはり未だにこの事件は解明されていない。

 

ただ、事件後に発覚したのだが、彼女が精神病の傾向(双極性障害)にあることが家族以外には一切伏せられていたという。しかも、彼女は4種類の精神薬を服用していたとされている。

 

もしかすると、不安に対する気持ちや薬の服用が原因で錯乱状態に陥ってしまったのかもしれません。

 

まとめ:セシル・ホテル

実は、エリサ・ラムが不審死を遂げたセシル・ホテルとその周辺では、数々の陰惨な事件が起きています。

 

過去には、セシル・ホテルの客室で女性が強姦・刺殺された事件は迷宮入りとなっています。また、ナイトストーカーの異名を持つ「リチャード・ラミレス」と「ジャック・ウンターベガー」は、このホテルに宿泊中に獲物を物色し、かなりの人数を血祭りに上げてきました。

 

もともと治安の悪いダウンタウンに建っているからか、自殺者も後を絶ちません。こういった宿泊先の不吉な噂をエリサ・ラムが知っていたかはわかりませんが、彼女の死もまたホテルの負の歴史として刻まれてしまいました。