皆さんが使っているインターネットは氷山の一角である事を知っていますか?インターネットは広大な場所です。検索エンジンで引っかかるようなサイトやページはその氷山の一角に過ぎないのです。
インターネットにはアクセスできない場所、アンダーグラウンドが存在します。それが「ダークウェブ」と呼ばれる場所です。
ではそこにはなにがあるのでしょうか。今回はそんなダークウェブについてご紹介致します。まずはインターネットの世界を階層別に見て行きましょう。
階層別インターネットの世界
現在見ているページは「サーフェスウェブ」と呼ばれる皆さんがいつも使っている「ネット」と呼ばれる場所です。サーフェス=表面という意味になりますので、そのままインターネットの表面の部分という意味です。ツイッターやフェイスブック、グーグルなどでヒットするようなサイトなどがこのサーフェスウェブ上にあります。
ディープウェブとは?
ここは検索エンジンでヒットしないサイトやページのことです。主に、個人の管理画面やパスワードが必要なページを指します。メールボックスなども該当します。ディープウェブは、資料や個人情報が保管されている場所という認識ですね。このディープウェブには、サーフェスウェブの500倍のページ数があると言われています。その数なんと約5000億ページになるという。
ダークウェブとは?
そしてダークウェブです。ここは特定のネットワークでないとアクセスできない領域です。主に「.onion」などが入口となりますが、匿名化通信システム(Tor)などのブラウザを使えば閲覧する事が可能です。匿名通信システムを使用する事でIPアドレスなどの追跡回避が行えますが、犯罪などに巻き込まれる場合がありますので興味本位で立ち入らないようにしましょう。
ダークウェブにはどんなサイトがあるのか?
一般的には「通販サイト」「オークションサイト」「動画サイト」が存在すると言われています。ただし、アマゾンやヤフオクなどのサイトとはまったく違います。
ダークウェブで取引されているのは、違法薬、武器、他人のクレジットカードなど、一般では流通しないものばかりです。もちろん物ばかりではありません、ヒットマンなどの依頼も可能だと言われています。
中には、人の皮で作った財布なども販売しているサイトも存在していたそうです。またあるサイトでは、食べられたい人と食べたい人をマッチングするようなマッチングサイトも存在するという。
ちなみに、ダークウェブの支払い方法は仮想通貨がメインになっている。すでに十分過激ではありますが、ダークウェブにはまだまだ怖い噂がたくさん存在します。※ちなみに、アクセスする分には犯罪ではありません。
ダークウェブが注目されたきっかけ
ダークウェブが注目されたきっかけは、2013年にアメリカのFBIが「シルクロード」と呼ばれるダークウェブ上のブラックマーケットを摘発したことがきっかけとなります。シルクロードは、2011年辺りから「ロス・ウィリアム・ウルブリヒト(Ross William Ulbricht)」 という人物によって運営されており、実際にシルクロードでは違法な薬物や銃器、コピー商品や偽造通貨などが売買されていました。(通称:裏のアマゾン)
ロス・ウィリアム・ウルブリヒトは仮釈放なしの終身刑となったが、この摘発以降、ダークウェブ上での違法取引やサイバー犯罪が注目され、ダークウェブに関する報道や研究が増加しました。実際、当時シルクロードを利用していた人数は100万人近くに上っていたという。
ダークウェブは何のために存在するの?
ネット上の秘密基地がダークウェブです。誰にも知られたくない情報のやり取りや違法な事を隠れてやりたい場合に活用されます。あのハッカー集団「アノニマス」などもこのダークウェブ上でやり取りをしていると言われています。※アノニマスについては【アノニマス「世の中の99%は家畜」】をご覧ください。
ただ、本当のダークウェブの目的は別だと言われています。都市伝説の域を出ませんが、実はFBIや政府が機密情報などをやり取りする場所。と言われています。また、FBIや政府が優秀なハッカーなどをリクルートする場所だとも言われているそうです。
まとめ
ダークウェブ上には過激な動画や情報がたくさんあるとされていますが、実は、政府はこういった違法行為を黙認しているといいます。世の中のバランスを保つためには光と闇が調和する必要があるとされているそうです。
簡単にはダークウェブには立ち入れないようになっていますが、興味本位でも立ち入らない事をおススメします。深淵を覗くとき深淵もまた貴方を覗いてる事をお忘れなく。