日本の都市伝説では「トイレの花子さん」や「口裂け女」などが有名ですが、海外の都市伝説や怖い話は聞いたことありますか?
- ピーター・スカリー (daisys destruction)
- 図書館殺人鬼 (Betay Aardsma)
- ヘンリージーグランド
- 19世紀の生き埋め事件
- Emilie sagee (エミリーサジエ)
- Bloody Mary (ブローディーメアリー)
- チョーキングドーベルマン
今回は、海外で有名な都市伝説や海外で起きた恐怖事件をご紹介致します。
ピーター・スカリー (daisys destruction)
これは「ダークウェブ」に関する実話です。※ダークウェブについては「ダークウェブの闇に迫る」をご覧ください。
ダークウェブ内には「赤い部屋」という動画配信サイトが存在するといわれている。赤い部屋では、拷問の様子などがリアル配信されているようで、お金を払うとリクエストなどを聞いてくれるらしい。
ここまではあくまで都市伝説だが、これに近い事件が実際に起きた。
ピーター・スカリーというオーストラリア人が、若い女性を拷問している映像をダークウェブ上で販売していたのだ。被害者は11歳や12歳、中にはデイジーという生後18ヶ月の子供も被害にあった。拷問や性的虐待など少なくとも8人の少女が被害にあったという。
その中で一番過激な作品が、デイジーズディストラクション(daisys destruction) デイジーとは当時18ヶ月の子供の事。(デイストラクションの意味=破壊)ピーター・スカリーはその後逮捕されるが、映像を押収した警察曰く「ネット上でもっとも最悪な映像だ!」と語っている。
生後18ヶ月のデイジーは無事救出されたが、11歳のフィリピン人少女は殺害されていた。事件後、ピーター・スカリーはなぜ自分がこのような行動をしたのか理解ができなかったという。ピーター・スカリーも狂っているが、実はこの映像に視聴者は100万円以上払っていたというから驚きだ。
図書館殺人鬼 (Betay Aardsma)
ある学生が図書館で本を探していたら何者かに殺されてしまった。ただ、犯人は図書館という静かな環境であまりにも素早く犯行を行ったため、学生が殺害された事に誰も気がつかず、遺体が発見されるまでに一時間ほど掛かった。
という都市伝説がアメリカにはあるのだが、この話をなぞるような事件が実際に起きた。
1969年、アメリカのペンシルベニア大学で、ある女学生が図書館で論文を書いていたら何者かに心臓をナイフで刺されて殺されてしまった。ただ彼女が倒れる瞬間を目撃した人達はなにが起きたかわかりませんでした。なぜかと言うと、心臓の傷口があまりにも小さく彼女の洋服は赤いドレスだったのだ。結局犯人は見つからず、今でも捕まっていないという。
ヘンリージーグランド
1893年、ヘンリージーグランドという男性が彼女を振って破局しました。彼女はショックのあまり自殺をしてしまいました。すると、その話を聞いた彼女の兄が怒り狂い、ヘンリーを殺害しようと家に押しかけました。そして、兄はヘンリ—に向けて拳銃を発砲。撃たれたヘンリーは倒れてしまい、兄は我に返ってそのまま自殺してしまいます。
しかし、ヘンリーは銃弾が頭をかすめただけで実は生きていました。銃弾は後ろの木にめり込んでいたのです。
それから20年の時が立ち、ヘンリーはあの時の体験を思い出し、もう一度その場所を訪れました。木にめり込んだ銃弾は今も残っていました。記念に回収したかったヘンリーですが、深くまでめり込んでいて回収できません。そこでヘンリーはダイナマイトを使って木を破壊しました。
するとなんと、木の中にあった銃弾はダイナマイトの爆発によって飛び出し、ヘンリーに命中。そのままヘンリーは亡くなってしまいました。
19世紀の生き埋め事件
ある老人が亡くなった。家族はどうしてもお婆ちゃんが亡くなった事を信じられず、墓場に行って死体を掘り返した。すると、棺桶の内側に爪で引っ掻いた痕があった。
という都市伝説がアメリカにある。だが実はこの話は実話なのだ。
19世紀頃はまだ医療が進んでいなかったため、こういった生き埋めが頻繁に起きていたという。当時あまりにも問題となったため、科学者が調査に乗り出した。すると、200人以上の生き埋めが発覚したという。※その後、生き埋め対策として棺桶の中に鈴を付けたという。
Emilie sagee (エミリーサジエ)
これは実際にあった「ドッペルゲンガー」の話です。イタリアで、エミリーサジエという32歳の女性が教師をしていました。ある日、エミリーに対し生徒が「先生が2人いる」と言い出しました。それからエミリーは生徒に度々「先生が2人いる」と言われるようになったそうです。
なんと、そのもう一人のエミリーは授業中にも現れたそうです。ある時には、窓の外にもう1人のエミリーが現れた事もありました。生徒達は不気味がり、エミリーはその現象のせいで職場を18回も移動させられました。
ただ不思議なのが、エミリー自身はもう1人のエミリーを見ることは一度もなかったと言います。その後のエミリーの消息は不明とされています。
Bloody Mary (ブローディーメアリー)
アメリカで最も有名な話です。日本語に訳すと「血まみれメアリー」となります。血まみれメアリーは、日本でいう「こっくりさん」や「一人かくれんぼ」に近いかもしれません。
遊び方は、
- 大きい鏡のあるトイレに行く。
- ロウソクを一本を持って、電気を全部消す。
- 鏡に向かって「Bloody Mary」と3回言います。
するとメアリーが鏡から現れて、
- 目玉をくり抜かれて顔中ギザギザにされる。
- 身体中ギザギザにされる。
- 鏡の中に閉じ込められる。
この3パターンのどれかが起こるというものです。
得られるものが何一つないこのゲームですが、アメリカでは若者の度胸試しなどで人気になっています。この遊びの起源にはかなりの説があるが、最も有名なのが「交通事故で顔がギザギザになってしまった女性の霊の怨み」だという。
チョーキングドーベルマン
これはオーストラリアでは有名な話です。オーストラリアのシドニーに、ある夫婦が住んでいました。夕食に2人で外食をしていて、結構なお酒を飲んでいました。帰宅するときには、夫がかなり酔っ払ってしまい、フラフラな状態でした。
夫婦はなんとか家にたどり着き、玄関のドアを開けました。すると、飼っていたドーベルマンが玄関でとても苦しそうに倒れていました。それを見た夫は驚いて倒れてしまい、酔っていたこともあり気絶してしまいました。
頼りない夫を横目に、奥さんは急いでドーベルマンを助けようとします。「どうにかしなきゃ!」と思った奥さんは、慌てて友達の獣医に電話をかけ、急いで病院に向かいました。ドーベルマンは無事に病院へ連れていくことができましたが、倒れた夫のことを忘れていて、慌てて夫の元に戻りました。
すると、先ほどの友達の獣医から電話が掛かってきました。でてみると「今すぐその家を出て!」と言われました。言われるがままに慌てて奥さんは夫と家を出ると、外にはパトカーが止まっていました。数分後に友達の獣医も駆けつけてきました。
何事かとその獣医に問うと、「ドーベルマンが苦しそうにしていたのは、のどに人間の親指が詰まっていた」と言うのです。
なんと、その夫婦の家には空き巣が侵入していて、飼い犬のドーベルマンが追い払おうとして指を食いちぎったのです。しばらくすると警察が手から血を流した男を家から引っ張り出してきたそうです。
まとめ
海外の怖い話や都市伝説はたくさんあるので、またまとめたいと思います。一つの話を深く掘り下げてもおもしろそうです。ちなみにですが、海外でも日本の怖い話は有名になっているのです。特に日本の代表作「口裂け女」は、海外でもかなり恐れられています。実は日本の怖い話や都市伝説は、海外でも高い評価を受けているのです。